アンカーボルトQ&A
はじめに
SNR鋼とは何ですか?
SNR鋼とは、JIS G 3138 「建築構造用圧延棒鋼」のことで、耐力のほか従来のSS材では保証されていない、地震時に必要となる伸び能力や、溶接部の性能保証など建築構造用材料として必要な性能をもっています。
ABM、ABRとは何ですか?
ABRは、材質がSNR400B又はSNR490Bで、ねじ部を転造するのに必要な下径に調整された素材に、そのままねじ転造した建築構造用転造ねじアンカーボルトのことを言います。またABMは、材質がSNR400B(ただし降伏比75%以下)またはSNR490B(ただし降伏比75%以下)で、規定された寸法公差の鋼棒に、切削細目ねじ加工した建築構造用切削ねじアンカーボルトのことを言います。
建築用アンカーボルトを規定しているJSS規格とは何ですか?
JSSC(社団法人日本鋼構造協会)が2000年7月に作成し、2004年3月に改正された規格のことです。今回の建築構造用アンカーボルトの規格JSSII 13(建築構造用転造ねじアンカーボルト・ナット・座金のセット)、およびJSSII 14(建築構造用切削ねじアンカーボルト・ナット・座金のセット)は、建築構造物の露出形式柱脚に用いる構造用アンカーボルトの製品規格として制定されました。
建築構造用アンカーボルトとは何ですか?
鋼構造物において上部構造と基礎コンクリートを接続する重要な部品であり、特に露出形式の柱脚に用いられるアンカーボルトは、上部建築物の負荷を受け持つと共に、地震時の大きな塑性歪も受け持って、建築物の倒壊を防ぐ役割を担っています。
なぜ、今JSS規格のSNR材アンカーボルトが必要なのですか?
地震時の大きな塑性歪を受け持つには、アンカーボルト自体が破断するまでに、十分な塑性変形能力を持つことが要求されています。この点を保証するために降伏点や降伏比を規制した、JIS3138(建築構造用圧延棒鋼)のSNR鋼を用いたアンカーボルトを使用することが必要です。このためABM用(切削ねじ)にはJISのSNR鋼よりさらに降伏比を低く規定した材料を用いています。
どこに注文すればよいのですか?
建築用アンカーボルトメーカー協議会はボルト及び部品メーカーで構成しています。建築用アンカーボルトメーカー協議会は、JSS規格品のアンカーボルトの普及と品質の向上を通して、社会に貢献することを目指し設立されました。会員は全国に所在していますので、ご注文やお問い合せはお気軽にご連絡下さい。
どう記入すればJSS規格品が指定できますか?
JSS規格Ⅱ−13・14または「ABR」「ABM」と仕様書や設計図書に明記してください。またJSS規格製品の詳しい内容については協議会発行のパンフレットをご覧ください。 パンフレットは日本鋼構造協会または協議会事務局、そして最寄の協議会会員企業にあります。