アンカーボルトQ&A
ボルト
なぜ両ねじか?
鋼構造建築物の露出型式柱脚では、アンカーボルトの抜け出しを防ぐため、コンクリートに埋め込まれた端部で定着金物に緊結することにしています。そのためボルトは両ねじになっています。そしてボルトの上下逆使いを防ぐため両端部のねじの長さは同じにしています。
なぜ面取りが必要か?
面取りの有無がアンカーボルトの性能に影響することはありません。しかし、運搬時あるいは施工時などに、作業者の安全と、アンカーボルトのねじの端面にきずが付き、ナットが入りにくくなる等の不具合を防ぐために、面取りをしています。
ドブめっき(溶融亜鉛めっき)はできるのか?
SNR鋼は溶融亜鉛めっきが可能で、めっきによる性能上の有害な影響は発生しませんが、めっき後のねじ部の嵌め合いをよくする為、めっきの付着量を考慮し、ナットのめねじ部はオーバータッピングが必要です。この点からJSS規格の建築構造用アンカーボルトではめっきボルトの規格化および採用はされていません。
定着長さとは?
アンカーボルトが地震時に塑性化して伸びる部分で、ベースプレート上端(ナット下端)から定着板上端までの距離に相当します。
製品長さの基準寸法が、25d、30dとなぜ2通りあるのか?
基礎コンクリート中におけるアンカーボルトの配置にあたっては、コンクリートのコーン状破壊面の水平投影面積が小さくなる場合があり、この点をを考慮にいれ、JSS規格では、標準寸法として25dと、より長い30dを用意しています。
ねじの長さの基準寸法が4dなのはなぜか?
アンカーボルトに定着板と2個のナットを装着するためのねじ長さは、4d以上であればJSS規格品です。本来ねじの長さは、ボルト呼び径の3倍程度(3d)であるが、施工精度上のばらつきを考慮してねじ長さは4dとしています。